第43回新日美展 出品作品

「刻 階」 S100号 アクリル画
第43回新日美展 参議院議長賞受賞
<美術評論家 中野 中 先生 評>
不思議な景である。その不可解に心が揺さぶられる。
雲一つない青空の下に広がる大地に登場するそれぞれは、互いの相関性を持たず、
にもかかわらず総体として何やら不穏な気配があり、それは不安な思いを喚起する。
明るい景の中の陰りは、イマの時代状況が抱えている不安なのだ。