自分の事として

世界で一つの民族しか残せないとしたなら、明治時代に、それは日本民族だと言ったフランス人がいた。
真面目で勤勉で、謙虚で協調性があり、清貧に耐える忍耐力もある。日本人として誇りに思う。この上に何を望もうか。
しかし、山紫水明のこの日本列島の中で政治が出しゃばらない時ならばそれで良かった。グローバル化と成長路線の拡大圧力下ではお人好しな日本人はいいようにあしらわれてしまう。
日本人に足りないのは少しの勇気です。他者を意識し過ぎずに自分の意見を言う事です。作用は反作用を生みますが、私の波風と貴方の波風がぶつかったり寄り添たりしながら社会の模様を織りなしていきます。
私は失望的に捉えていたこの社会に光明を見いだせようになりました。
それは若者がSNS上で自分の主張を述べるようになったことです。
グレタさんの環境問題啓発とか、香港デモの影響もあるでしょう。
何事も他人任せにしない事です。

土屋 政夫

新日本美術協会 委員 葛飾区美術会 副会長